奇しくもiPhone 4S発表直後。
その前に後継者への禅譲を済ませていたのは本当にえらい。
古くからのMacユーザーにしてAppleファンの自分としては、ジョブスのあまりのワンマンぶりや、期待していたプロダクトを打ち切られたことで、彼に対して愛憎半ばというか全面的に賛美できない気持ちが今でもあるけれど、天衣無縫・唯我独尊だけの人でなかったことはよく分かった。
もちろん、イノベーターとしての功績・貢献は計り知れない。大げさでなく人類史を変えた人かもしれない。
どうか、安らかに眠ってください。


iPhone 4と変わらないiPhone 4Sの外観とKDDI参入のニュースからは、Appleがイノベーションによるサプライズよりも量的シェア拡大の段階に突入したのではと感じさせる。

iPhoneに社運を賭けた形のSprint Nextelは、2014年までに3000万台超のiPhone購入を確約。CDMA陣営への門戸開放も含めて、iPhoneの出荷台数はしばらくは伸びていきそう。


いわばAppleはブランド力で時間を買った形だけど、これもジョブスの置き土産なんだろう。
その買った時間で新CEOは何を見せてくれるのか？まだまだ目が離せない。

Posted : 2011/10/06 10:03:55