ゲーミフィケーションやシリアスゲームが注目されだしたようだ
最近TVで「ゲーミフィケーション」とか「シリアスゲーム」が取り上げられる機会が急速に増えていますね。
社会問題や学術的な研究などさまざまな課題に対して、現実をシミュレートしたゲームを世界中に散らばる見ず知らずのプレイヤーがプレイすることで無数の解決案が出てきて、最適解に限りなく近づけるというアレ。
プレイヤーはそれによって金銭的な報酬を得るわけではないけれど、プレイヤーの立場からすれば実社会に影響を与えられるそうしたゲームは達成感が高く、その達成感が報酬であるとか。

考えてみれば、今はやりのソーシャルゲームにしたところで、課金アイテムをせっせと買ってしまうプレイヤーの動機というのはゲーム世界で他プレイヤーより優位に立っているという実感であって、ゲーム性そのものでないことは想像に難くありません。


商品の検証・改善、防犯カメラの監視など、一見コンピュータに任せたほうが良さそうなことでも、人間のゲームプレイヤーの方がいい結果を出したりするらしいですね。こういう使い方だと、人間をコンピュータに見立ててそのパワーをかき集めてくるという意味で、生体グリッドコンピューティングと呼べそう。

金銭でない個人的な満足感が報酬となって世界中から知恵が集まることで成り立つムーブメントは今に始まったものではなく、オープンソースもそうならWikipedia的集合知もそうだし「電車男」的CGMもそう。
その最新の形がゲーミフィケーションであり、それら全てをひっくるめてCrowd群衆コンピューティングというキーワードで括れそう。今年の注目ワードになるかも知れません。



Serious Games Japan
http://seriousgames.jp/

米国防総省・ペンタゴンが兵器システムの改善をゲーマー達に託す | ニコニコニュース
http://news.nicovideo.jp/watch/nw183611

Posted : 2012/01/26 13:28:10

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