上関町長選に関するレポートを報ステSUNDAYでやってたが…
町長選で敗れた反対派の言い分を、さも巨大資本に虐げられる被害者のように情緒的に取り上げて、選挙での決着後もさらに対立を煽って何がしたいんだ?
多数決で出た結論を「誤り」だと否定しだしたら民主主義は成立しない。「正」か「誤」かではなく、「多数」か「少数」かなんだから。
もちろん、反対派は選挙で敗れたからといって絶対に納得などしないだろう。多数決で負けるなら実力行使で妨害するだけであって、現にそうなっている。
多数決などしょせん多数派が自分の言い分を押し通すための方便にすぎない。
上関町内でも反対派はほとんど祝島(原発予定地の向かい)の住民・賛成派はそれ以外の地域とキレイに分かれている、という構造がわかったのはよかった。
「いちばんの問題は国のエネルギー政策のブレ」だと岸博幸は言ってたが、それより大きな問題は過疎そのものだろう。
人口減少にともなって、毛細血管が詰まるように過疎地の運営が行き詰っていく。その意味では、原発関連の交付金をアテにできる上関はまだ恵まれている部類だ。
それすらできない自治体が実際は大多数のハズで、それは今後も増えていく。
都市在住者は安易に「限界集落は畳め」などと言うが…
Posted : 2011/10/02 16:16:51
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