TWO突風(ツートップ)!
まさに突風のごとき逆風ですね。民主党のツートップ、鳩山首相と小沢幹事長。

内閣支持率は危険水域、しかも社民党の連立離脱で参院選惨敗がいよいよ現実味を帯びた今、民主党としては今ここで党首交代して新党首を「敗戦党首」にするわけにはいかないでしょう。
ならば今はひたすらガマンの時、のハズが、逆に鳩山降ろし完全解禁状態で、もはや全く抑えが効いてません。

小沢降ろしの方はひところに較べれば一段落しましたが…党内にくすぶる不満はすでに「公然の秘密」状態。
これで参院選が本当に惨敗なら、いよいよ小沢降ろしも実質解禁状態となるでしょう。

しかし、今時点でこれほど抑えの効かないグダグダ組織が、カネ(鳩山)・権力(小沢)というツートップを失ったらどーなるんでしょ?馬糞の川流れ?
つーか、岡田さんは何やってんの?


去年の衆院選で民主党に入れた有権者の一人としては、政権交代からその後の政界再編まで織り込んでの期待なので(そういう人、多いと思います)、民主党融解とも言える今の流れはその意味では是なのですが、ねじれ国会でモノが決まらない状況が向こう3年も続くのはホントに勘弁…
(尤も、参院選が民主勝利となって鳩山首相が延命してしまったりすれば、モノを決められないという点では同じな気もしますが)

民主党は野党としての雌伏の期間が長く、政策を立てようにも官僚から情報がもらえないという状況の中で自ら政策を立てられるように勉強を重ねてきたことが、あの強硬なまでの「政治主導」姿勢につながっているのでしょう。
Twitter遅刻騒動に代表される情報発信への無用なこだわりも、話を聞いてもらえなかった野党時代の飢えを引きずっているんでしょう。
政権交代後、全体としてはいろんな話が前進したはずなのに、ここまで支持率が下がるほどつまづいてしまったのは、ひとえに初政権奪取ゆえの勇み足のせい、と思いたい。いや、そう思うことにします。

だから、「ボクが、ボクが、政治主導で」な「こども大臣」の皆さんも、もう過去のルサンチマンは捨ててクレバーに徹していただきたい。ここんとこの騒動でいい加減お灸もすわったでしょ?



Posted : 2010/06/01 17:42:55

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